散々こすられまくった話だと思いますが、話さずにはいられないので私も書きます。
少し前まで、作りたいものを思いついても、完成までの道のりを想像したところで手が止まっていました。
環境を作り、知らないライブラリを調べ、細かいエラーを直し、見た目を整える。
もちろん全部必要な作業です。
ただ、頭の中にあるものを試したいだけの日には、その必要さが重い。
最近、その重さがずいぶん変わりました。
Vibe Codingってなに?
Vibe Codingは、作りたいものを自然言語でAIに伝え、生成されたコードを動かしながら修正を重ねていく開発スタイルです。
人間は目的や使い心地を決め、AIは実装や調査を担当する。
コードを一行も読まなくてよい魔法というより、試作と修正の往復をものすごく速くする方法だと捉えています。
最近作ったもの
TiboちゃんのおかげでCodexがめっちゃ使えるようになったので、最近はいろいろ作っています。
GitHubに置いてあるものだけでも、用途の違うものがいくつも並びました。
- tab-pulse: タブを新しく開いた回数を記録するChrome拡張。Chromeのツイートを見て思いつきました
- Inkframe: Markdownを読みやすいPDFへ変換する、TypeScript製のローカル組版スタジオです。日本語フォント、GFM、KaTeX、Mermaid、目次、ページ番号に対応し、CLIだけでなくElectron製のデスクトップアプリも用意しました。まだいっぱいバグがある。
- motto-schedule(private):す〇い時間割よりもっとすごい時間割アプリを作ろうということで作りました。詳細は秘密です。
- motto-campus(private):motto-schedule の系列ってことでチャッピーが命名してくれました。オンデマの課題を忘れた日(今日)にさすがになんとかしないといけないと思って、リマインダーとDiscord連携アプリを今作らせています。こちらも詳細は秘密です。
自分の文書を仕上げる道具もあれば、自分のアホを直すための道具もあります。
共通しているのは、「これがあったら便利なのに」と思った地点から、実際に触れるものができるまでの距離が短くなったことでした。
特にInkframeは、作って終わりではありません。
プレビューの表示やズームを直し、テーマ編集や多言語化を加え、リリースを重ねています。
最初の思いつきが雑でも、使って見つけた不満を次の指示に変えれば、道具のほうが少しずつ自分に馴染んでくる。
この感覚はかなり楽しいです。
何がいいのか
いちばん気に入っているのは、Codexがコーディングしているあいだ、自分は別のことをしていられる点です。
実装を頼んだら、ずっと画面の前で見守る必要はありません。
ゲームをしてもいいし、動画を見てもいいし、次に作りたいものを考えてもいい。
戻ってきたら動作を確かめ、違うところを伝え、また任せる。
一人で作っているのに、作業が並行して進みます。
これは単に「楽をしてコードを手に入れる」という話ではありません。
自分の時間を、構文を思い出すことよりも、「何を作るか」「実際に使いやすいか」を判断することへ回せるようになった、という話です。
細部の実装に集中する時間が減ったぶん、完成したものを触って考える時間が増えました。
それでも、自分で決める
では、実装を丸ごと任せれば、自分は何も考えなくてよくなるのでしょうか。
実際には逆でした。
コードを書く時間が減るほど、何を作るのか、どこまでできれば完成なのか、出てきたものを採用してよいのかという判断が前に出てきます。
たとえば「いい感じの画面を作って」でもCodexは動きます。
しかし、完成した画面を触れば、文字が読みにくい、操作の順番が不自然、スマートフォンでは窮屈、といった違和感が出てくる。
そこで初めて、自分が欲しかった「いい感じ」の中身がわかります。
最初から完璧な仕様を書けなくても、動くものを間に置けば考えられるのです。
もちろん、AIが出したコードが常に正しいわけではありません。
動作確認は要るし、認証情報や外部通信を扱うなら慎重さも要る。
うまく指示できず、意図と違う方向へ盛大に走っていくこともあります。
それでも、失敗した試作を捨ててもう一度やり直す費用が小さいので、完璧な設計が固まるまで待たずに手を動かせます。
任せられるのは、判断を手放せるからではありません。
判断するための材料を、早く何度でも作ってもらえるからです。
以前の自分なら「作れたら便利そう」で終わっていたものが、今はGitHubのリポジトリとして残っています。
Vibe Codingが開発のすべてを解決するとは思いません。
ただ、思いつきを動くものに変える最初の一歩は、驚くほど軽くなりました。
次は何を作ろうか。
そう考えている時間にも、Codexは別の修正を進めています。
さて、この記事は全てAIに書かせたものです。
cognitive-rhythm-writingというSkillをTwitter(現X)で見かけたのでCodexで使ってみました。
ポエミーな感じはありますが、なかなかいい感じですよね。とはいえまだAI感は払拭できていないような気がします。
です・ますを使わないようにしたらまた変わるのかな。
ということで、引き続き良きAI生活を。